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2007年03月20日
ミョンフン&東フィル『トゥランガリラ交響曲』テレビ放映
前日に放映があることを知り、今はBSの録画環境がなかったので急遽夜中にセッティングして、何とか録画できました。
BS2 クラシック倶楽部
2007年 3月16日(金) 10:00〜11:26
Bモード・ステレオ
東京フィルハーモニー交響楽団 演奏会
第27回 東京オペラシティ定期演奏会
トゥランガリラ交響曲 ( メシアン作曲 )ピアノ : 横山 幸雄
オンド・マルトノ : 原田 節
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団
指 揮 : チョン・ミョンフン[ 収録: 2007年1月24日, 東京オペラシティ ]
今回の放映での見所は、何と言っても原田さんの手元を撮すカメラでしょう。
小型カメラがセッティングしてあったようで、原田さんの神業がバッチリ拝めました。普段、生でコンサートを聴きに行ってもこんなアップで演奏を見ることはできませんから、非常に勉強になります。
今回の放映をご覧になったかたのブログで、オンド・マルトノが譜面でどう書かれているのか知りたいという記述を見かけたので、写真でアップしてみます。
この画像の譜面は『トゥランガリラ交響曲』オンド・マルトノパート譜の、わかりやすく冒頭部分です。[2]からオンド・マルトノが入ってきますが、「Ruban-métallisé amplifié」というオンド・マルトノ特有の記載があります。これは、オンド・マルトノの二つある奏法(リボン、鍵盤)の内、リボン奏法で、音色はメタリックスピーカーで増幅という指定です。「gliss」は他の楽器でも使われますが、滑らせてポルタメントで移動。
というように、オンド・マルトノと言うと見た目や奏法から特殊な譜面が使われていると思われがちなのですが、別に他の楽器と大差ありません。そこが逆に、譜面にない部分の表現が奏者に要求される点で難しいのです。
もっともそれは他の楽器でも同様ですが。
ただ、いわゆる現代音楽作品的なものでは、図形楽譜などもあります。
以下は参考までにトリスタン・ミュライユの『Mach 2,5』(2台のオンド・マルトノのための)の譜面です。
図形楽譜ではありませんが、一見すると見慣れない感じではあります。しかし、ミュライユはオンド・マルトノ奏者でもあるので、それぞれの記号について事細かに記載してあり、視覚的にも音をイメージしやすくしているのです。
投稿者 Utayume : 2007年03月20日 20:27| 01 Ondes Martenot
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