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2004年04月25日
『Marie Ward』(OST)
(Varese Sarabande Records VCL 1101 1003) http://www.varesesarabande.com/
裏ジャケットに「Cynthia Miller, Ondes Martenot」(←これ、クレジット間違ってます。正確には「Cynthia Millar」)との記述があったので即ゲット。
1984年日本未公開映画のサントラであるにも関わらず今頃発売されているのは、Varese Sarabande CD Club(本来会員向け?)の限定3000枚プレスだからのようです。そのためか輸入盤なのに3300円ぐらいしました。(にしても高いなぁ。後述のWebで直接買ったほうが送料かかっても安いかも)
E.バーンスタインとシンシア・ミラーの組み合わせでは、オンド・マルトノの比重の高さや楽曲の良さから89年の『マイ・レフト・フット』が重要なのですが、それには及ばないものの、とても美しい音色で奏でられています。わたしが思うシンシア・ミラーの音の特徴は、とても軽く、すがすがしく風のような音。オンド・マルトノを知らない人なら、それが電気楽器だとは気づかず、オーケストラの中でも全く違和感なく溶け込んでいるのです。
映画そのものは観ていませんが、ジャケットやライナーからマリア様(う〜ん、今の時期だと他の意味合いが。。。笑)が主役らしく、少年合唱が入ったりと、オンド・マルトノだけでなく、音楽として楽しめるCDです。
映画の世界では比較良くオンド・マルトノが使われていて、デヴィッド・リーン監督作品で音楽を担当したモーリス・ジャールが有名です(『アラビアのロレンス』、『インドへの道』他)。ジャールの場合はフランスのコンセルヴァトワールで学んでいた頃からオンド・マルトノの魅力を知っていたと思われますが、バーンスタインがオンド・マルトノを使いだしたのは意外にも80年代になってからなのです(『ゴーストバスターズ』あたり?)。
こんなことからも、オンド・マルトノの需要が高まっていることがわかります。
エルマー・バーンスタイン公式サイト
上記サイトのCD直販(試聴可能)
Varese SarabandeのCD直販(試聴可能)
投稿者 Utayume : 2004年04月25日 00:34| 01 Ondes Martenot
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コメント
エルマー・バースタインといえばポール・ニューマンの
「スラッブ・ショット」も手がけている様ですね。
さすがにオンドは使ってないとおもいますが...。
投稿者 BASSMAN SYB : 2004年05月17日 00:44
バーンスタインの作品数はすごいです。
50年代のジョン・ウェインの映画から現在まで第一線ですからね。
サントラはその映画を観ていなくても場面を想像して聴いてみると楽しいです。
投稿者 うた夢 : 2004年05月17日 01:10
そっか〜「荒野の7人」「大脱走」はDVD持ってました!
「アニマルハウス」までやってるのねん。
投稿者 BASSMAN SYB : 2004年05月17日 07:17