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2004年06月18日
新日本フィル第371回定期『トゥランガリラ交響曲』
本日のサントリーホールはメシアン&オンド・マルトノなプログラムです。
曲目は、
メシアン『未刊の音楽帖』オンド・マルトノとピアノのための4つの作品(日本初演)
オンド・マルトノ:ハラダ タカシ
ピアノ:木村かをり
メシアン『トゥランガリラ交響曲』
指揮:井上道義
オンド・マルトノ:ハラダ タカシ
ピアノ:木村かをり
新日本フィルハーモニー交響楽団
演目に関しては以前のエントリーで書いたとおりです。
『未刊の音楽帖』については「日本初演」となっていますが、実はハラダさんのオンド・マルトノと藤井一興さんのピアノによりNHK-FMのスタジオで演奏&放送(2002/4/8『日曜クラシックスペシャル』メシアン特集)されていますし、長谷綾子さんも自身のコンサートで取り上げています。「初演」の定義って何なのでしょう?
この曲は自分でも演奏する(練習中ですが)曲とはいえ、生で全曲聴くのは初めてです。地味な曲とは思っていましたが、こうして二人のテクニシャンの演奏で聴くと、とても深みのある曲です。自分で演奏すると単調になりがちなのですが、さすがにハラダさんの手にかかると表情豊かに響くのです。
いつも『トゥランガリラ交響曲』を聴くときは、何故かステージ向かって右側のオンド・マルトノ側のことが多く(自分で右側を指定することもあり)、左側のピアノ側で聴くのは初めてのような気がします。
前から7列目、左から8番目という、打楽器の直前で銅鑼の直撃を受ける(笑)位置なので、パーカッション群の音が大きく、パーカッション協奏曲?ってな印象でした。
で、今回の演奏は、デュトワ指揮N響の演奏に匹敵する名演だと思いました。
パーカッションの直前でメリハリが効いていたというリスニングポジションによるところもありますが、それを差し引いても非常に情熱的で熱い演奏でした。
木村かをりさんのダイナミックな演奏を間近で観られたのもわたしにとっては楽しかったです。
最近では『トゥランガリラ交響曲』が演奏されるときでも休憩や終演後に楽器のまわりに人が集まることも少なくなっていたのですが、今回はやけに人が集まっていました。いまだかつてないほど。(笑)
クラシックを聴きに来る人の中でもまだまだ認知度は低いんだなぁと思ってしまいました。
終演後、ロビーに出て携帯の電源を入れた(*)直後に職場からHELPの電話が。。。
修正のためにすぐに家に帰りました。
(*)オンド・マルトノは電波の影響を受けやすく、演奏中に着信があるとノイズが乗ってしまいます。携帯電話の電源は必ず切っておいてください。
投稿者 Utayume : 2004年06月18日 23:43| 01 Ondes Martenot
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