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2004年06月21日
森雅之『追伸−二人の手紙物語』
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森雅之と言っても、昭和の映画俳優(有島武郎の息子)ではなく、現在も活動している漫画家です。
森雅之氏の漫画(あえてマンガとは書かず、漫画)に出会ったのは15年ぐらい前。当時雑誌『COMICBOX』(ふゅーじょんぷろだくと)を毎号購読していたので知りました。わたし自身なんとなくふわふわふらふらしていた時期だったので、その感覚と森雅之氏の漫画と合っていたんですね。詩のような、絵本のような、素朴で温かみのある漫画です。ちょっとだけ、宮沢賢治っぽいかな。
疲れた時に手に取ってみると、少しだけ肩の力が抜けるような気がします。そんなに急がなくてもいいかなって。
つい先日、この本を書店で見かけて新作? と思ったら、新刊ではありますが、あとがきによると、15年以上前に書かれたもので、森雅之氏唯一の長編(といっても100ページ程度)だそうです。
ラブストーリーではあるけど大きな事件があるわけでもなく、手紙を通してゆっくりと愛を育んでいくお話です。
そうして、手紙の末尾に加えられる「追伸」には、
本文に綴りきれなかった言葉、
でも本当は一番に伝えたかった思いが、込められていたのです。
投稿者 Utayume : 2004年06月21日 08:03| 08 Manga&Anime
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コメント
うちの妻が森雅之とたむらしげるのファンで、本をいくつか持っていたので知り好きになりました。
そういえば、こないだ阿佐ヶ谷の某CDショップで、ボクの前のおじさんがDVDを買ってたんですが、
「すみません、領収書お願いします。たむらしげる事務所で」
その人が本人かどうかは判らないんですけど・・・
投稿者 にっく郎 : 2004年06月22日 00:52
なるほど〜、パートナーさんがお好きだったのですか。
にっく郎さんの去年(あれ?おととしだったっけ?)の年賀状が森雅之でしたよね〜。
阿佐ヶ谷もしばらく行ってないけど、だいぶ変わったみたいですね〜。
投稿者 うた夢 : 2004年06月22日 08:14
そういえば年賀状で使ったりしましたね。
阿佐ヶ谷は駅前がかなり変わりました。
けど、ボクは引っ越しして、もうちょっと北の都立家政ってとこにいます。
まあ、阿佐ヶ谷までチャリで15分ぐらいですけどね。
投稿者 にっく郎 : 2004年06月22日 12:32
新居には行ったことがないので、今度おじゃましますね〜^^
投稿者 うた夢 : 2004年06月26日 01:36