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2004年08月28日
リチャード・シンクレアが好き
トラックバック・ピープルのプログレにTBしたかったので、プログレネタを書いてみます。
先日、久しぶりにCamelの『Breathless』(1978)を聴いてみたら、R.シンクレアの素晴らしさを再認識しました。
Camelは一般的にはカンタベリー・ロックとは思われていませんが、このアルバムはR.シンクレアが参加しているために、1曲目から「これってCaravanじゃん!」ってぐらいにカンタベリー・ロック色が濃くなっています。「Down on the Farm」なんて、R.シンクレア作なので、そのまんまCaravanのアルバムに入っていそうな曲です。
わたしにとってのカンタベリー・ロックはR.シンクレアのボーカルの印象が強いんですね。Caravan初期しかり、Hatfield and the Northしかり。
いわゆるプログレ的なテクニカルかつ緊張感のある音楽ばかり聴いているときに、R.シンクレアの素朴なボーカルを聴くとすごく心地よくて、あ〜、音楽っていいなぁと心から思えるのです。
「BEAT CLUB」出演時のCaravan (1971)
で、元に戻って、Camelの『Breathless』。
そんなことからCamelのアルバムとしては多少異色かもしれませんが、わたしとしては、Camelの最高傑作だと思っています。「Echoes」というCamel楽曲中必ず上位にくるであろう名曲も収録してますし、Camelお得意の組曲はなく、比較的コンパクトな曲が多いので、プログレ初心者にも聴きやすいアルバムです。メル・コリンズの管もクリムゾン以上に美しく、名演です。ピーター・バーデンスはここではエレピを多用していて、フュージョンっぽさもあります。(あ〜、ピーター・バーデンスが亡くなったのは惜しいです)
っていうか、プログレっぽいのは「Echoes」のみで、他は上質なポップスです。
是非聴いてみてくださいね。
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投稿者 Utayume : 2004年08月28日 08:55| Rock&Pops
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