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2005年06月13日
アンデルセンのおすすめ
アンデルセンと言っても、先日広島でも行ったパン屋のアンデルセンではなく、その屋号の元となった本元、童話作家のアンデルセンのお話です。
今年はアンデルセンの生誕200年だそうで各地で様々なイベントや出版がされています。
そんなわけで、久しぶりにアンデルセンを読んでみようと思いました(って言っても、前に読んだのはいつだったか記憶にありませんが)。
大人が物語だけを楽しむなら、岩波文庫の『完訳 アンデルセン童話集』が良いと思いますが、ワタクシが購入したのは、絵本&童話が好きな方ならおなじみのデュラックの絵によるもの。
『雪の女王 アンデルセン童話集(1) 』 (--> Amazon.co.jp)(新書館)
エドマンド・デュラック絵 ハンス・クリスチアン・アンデルセン作 荒俣宏訳
『人魚姫 アンデルセン童話集 (2) 』(--> Amazon.co.jp)(新書館)
エドマンド・デュラック絵 ハンス・クリスチアン・アンデルセン作 荒俣宏訳
もうこの絵は圧倒的。各巻10ページぐらいしか挿絵はありませんが、そのページにくるのが楽しみになります。対象年齢は「小学3・4年生以上」と書いてあり、本文の漢字にも振り仮名はありません。故に大人も十分楽しめる本です。小学高学年でしたら、一生モノの愛読書になるかもしれません。
これを読むと、アンデルセンの童話は作り物のファンタジーではなく、子供にとってはこれから生きていく指針であったり、大人にとっては励ましであったり、決して子供だけのために書かれたものではないことがわかります。
アンデルセン生誕200年に関連して、先月からNHK日曜19:30にアンデルセン原作の『雪の女王』がアニメ化(-->公式サイト)され放映されています。東京ムービー&出崎統色濃厚で非常にクオリティが高い作品ですので是非子供さんとご覧下さい。(『ガンバの冒険』(大傑作!)とか『宝島』を思い出させます)
ついでに言えば、アンデルセンは(当然ではありますが)日本のアニメーションにも多大な影響を与えています。『雪の女王』のゲルダなんて、宮崎駿の描く少女像そのものであることにあらためて気づきました。
『いちご100%』のレビューが笑える、ねこにこばんさんの「雪の女王 第1話」にTBします。
投稿者 Utayume : 2005年06月13日 09:19| 08 Manga&Anime /Misc
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