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2005年12月31日
『オンド・マルトノの魔法』
2005年も最終週に入ってから、ヤフオクに初めて見るLPが出品されていたのでスタート価格が1万円とちょっと高かったものの、入札してゲット。過去の音源としては今年最大の収穫です。
"MAGIE DES ONDES MARTENOT"
SYLVETTE ALLART ondiste
Théodor Paraschivescu pianiste
(Adés 12.0007)
FACE 1, TRANSCRIPTIONS D'OEUVRES CLASSIQUES
1. J.S. BACH - Badinerie
2. HAENDEL - Larghetto
3. SCHUMANN - Rêverie
4. RIMSKY-KORSAKOV - Vol du bourdon
5. SAINT-SAENS - Le cygne
6. BARTOK - Danses populaires roumaines Nos. III, VI
7. FALLA - Nana
8. FALLA - Danse rituelle du feu
FACE 2, OEUVRES ORIGINALES, ECRITES SPECIALEMENT POUR LES ONDES MARTENOT
1. DARIUS MILHAUD - Elégie
2. DARIUS MILHAUD - Sérénade
3. GEORGES-LEONCE GUINOT - Berceuse du faon
4. GEORGES-LEONCE GUINOT - Singes par 5
5. GEORGES-LEONCE GUINOT - Libellule
6. OLIVIER MESSIAEN - Oraison
7. ANDRÉ JOLIVET - Sérimpie
A面はクラシックの名曲をオンド・マルトノ用にアレンジしたもので、B面はオンド・マルトノのために書かれた曲が集められています。
特に面白く聴けたのは、レコード化されたものではほとんど聴いたことのない曲が収録されたA面で、「熊蜂の飛行」なんてまるでペリー&キングスレーのようでした。バルトークも意外にもオンド・マルトノに合っていました。シューマンやサンサーンスはオンド・マルトノ入門者が大抵初期に練習する曲なので、録音されていたことが驚きです。
B面のミヨーはオンド・マルトノとピアノのための『組曲』からの2曲、メシアンは『美しき水の祭典』の一部、ジョリヴェも『三つの詩曲』からの1曲なので他に録音も比較的ありますが、ギノーはすごく良い曲にも関わらず他の録音がほとんどないので貴重な音源です。
今度「Berceuse du faon」を練習しよーっと。
こういうLPってほとんどCD化されそうにないですね。
↑この向かって左のLPも今年にゲット。音源はジネット・マルトノのジョリヴェ『オンド・マルトノ協奏曲』なので珍しくはありませんが、ジャケットに楽器が大きく出ているのが珍しいです。
原点に返って今年最後のエントリーはオンド・マルトノネタで。
投稿者 Utayume : 2005年12月31日 21:03| 01 Ondes Martenot
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