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2006年12月18日
カンブルラン読売日響『トゥランガリラ交響曲』
2006年12月15日(金)@サントリーホール
読売日本交響楽団 第455回定期演奏会
指揮:シルヴァン・カンブルラン
ピアノ:ロジェ・ムラロ
オンド・マルトノ:原田 節
■メシアン『トゥランガリラ交響曲』
トゥランガリラの公演は、去年の都響以来久しぶりです。(1年程度で「久しぶり」と言えるのは戦後の作品としてはすごいことです。それだけスタンダードな曲として定着してきているということでしょう)
そして、読響としては78年にボド指揮での公演(オンド・マルトノは本荘玲子さん)以来、約30年ぶりの公演です。
今回は(も)サントリーホールのRA席(ステージ向かって右のオンド・マルトノ後方)をキープ。この席は音のバランスはあまり良くありませんが、オケ全体が見渡せて、どのパートでも楽しめます。
さて今回のトゥランガリラは、結果的にはものすごく素晴らしい演奏だったと思います。
特筆すべきは弦の音の厚みと軽さ。相反するようですが、これがいい意味で野蛮で重厚なものとしていました。これはメシアンはもちろん現代音楽に精通したカンブルランの手腕のなせる業だと思いました。この曲の本来持っている色彩感には多少乏しいかもしれませんが、一風変わった名演と言えると思います。
座席の位置からピアノとオンド・マルトノはあまり聞こえなかったのは残念でしたが、バランスのよい席で聴けばより感動的だったと思わされます。
しかし、残念だったのは客の入りが6割程度だったこと。もったいないことです。
関係ないけど、次の日(土曜日)のサントリーホールはのだ○の収録でR☆Sオケが演奏したそうです。友人がエキストラとして行っていました。(笑)
来月は東フィルですよ。
投稿者 Utayume : 2006年12月18日 12:59| 01 Ondes Martenot
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