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2004年10月10日
ジャズプロ2日目
横濱ジャズプロムナード(横浜JAZZ PROMENADE) 2004 2日目、12:00から21:00までフル参加でした。
12:00 大友良英ニュージャズ・アンサンブル (関内大ホール)
大友良英 g、Alfred Harth sax、津上研太 sax、高良久美子 vib、Sachiko M signwave、水谷浩章 b、芳垣安洋 ds,tpニュージャズユニットを生で聴くのは今回が初めてでした。インプロかと思っていたら、譜面を見ながら弾いていたので、記譜されているのですね(どの程度譜面になっているのか謎ですが)。
新曲初演として「Love Cry」(Albert Ayler)を演奏。アイラーへの敬意が感じられる、感動的な演奏でした。
(-->大友良英サイト)
予定では次には赤レンガ倉庫の藤井郷子へ行くつもりでしたが、移動の関係上、ジェレミー・スタイグに変更。
13:50 ジェレミー・スタイグ・トリオ (開港記念会館)
Jeremy Steig fl、Vic Juris g、増根哲也 bジェレミー・スイタイグはビル・エヴァンスとの『What's New』が有名なのかな?
去年からフルートをかじっているので、フルートのジャズを聴いてみたかったのです。
今回行った中では一番まっとうなジャズ(ジャズを聴かない人がイメージするような音楽って意味で)かも。
長い演奏活動を象徴するようにスタンダードからフリー寄りのフレーズまでバラエティに富んでいて飽きない演奏でした。
わたしが普段は聴くようなジャズではありませんが、たまにはいいかもしれません。(う〜ん、大人になったなぁ)
15:45 Minga Senegal & おおたか静流 (情文ホール)
早坂紗知 ss,as、永田利樹 b、黒田京子 p、コスマス・ヤピッツァ perc、ワガン・ンジャエ・ロース prec、イバ・ンジャエ・ローズ perc、アブドゥ・バイ・ファル perc、おおたか静流 vo早坂さんの演奏を聴くのも5年ぶりぐらいかな。
わたしはSTIR UP!しか行ったことがなく、アフリカ化したMingaがどうなのかちょっと心配だったのですが、本質的には全然変わりませんね。
早坂さんの魅力は、綺麗なサックスの音とか曲の良さとか技術的なことはもちろんあるのですが、それ以上にライブでの魅力は早坂さんが本当に演奏を楽しんでいることがわかるということ。
女性のフリー系(オーネット・コールマン、ローランド・カークの影響大)プレイヤーということでも貴重なのですが、フリーを楽しんでいる、また、それを見ているこちら側も楽しくなれるというのは本当に貴重な存在だと思います。もっと多くの人に聴かれても良いプレイヤーです。ENJAから出ていたSTIR UP!の『2.26』が廃盤なのは、すごい良いアルバムなだけにもったいないです。Amazonでまだ買える『Milagros』もおすすめ。
今回、ジャズプロ2日目の中では一番楽しめました。ただ、PAの音が悪かったのは残念でしたが。
(-->早坂紗知オフィシャルサイト)
17:00 板橋文夫・林栄一デュオ (関内大ホール)
板橋文夫 p、林栄一 as18:00頃 板橋文夫トリオ、カルテット、クインテット (関内大ホール)
板橋文夫 p、井野信義 b、小山彰太 ds、片山広明 ts、田村夏樹 tp19:30頃 板橋文夫オーケストラ (関内大ホール)
板橋文夫 p、井野信義 b、小山彰太 ds、梅津和時as、片山広明 ts、林栄一 as 、田村夏樹 tp、後藤篤 tb、村井祐児 cl、吉田隆一 baritone sax、太田恵資 vln本日のメイン、というかジャズプロのメインと言ってもいいかもしれません。板橋さんは毎年4時間近くの枠で演奏します。
ジャズプロの板橋さんを見るたびに思うのですが、板橋さんの演奏って半分以上はインプロなわけですよ。ジャズプロのメインとされているコンサートなので、知らずに4ビートのスタンダードなジャズを期待して見に来る人も多いと思うんですよね。そういう人には正直とっかかりにくいと思います。実際、途中で席を立ってしまう人も度々見かけます。
そういうかたには、もう少しじっくり耳を傾けてみて欲しいです。きっとアジア的な大らかさとか琴線に触れる美しいメロディーが発見できると思います。
ビバ文夫っち!
最後の最後は板橋作「For You」。それも、時間オーバー(?)で舞台が解体されていく中で奏でられるあなたへの旋律。それぞれのお客さんの中でいろいろな思いがめぐっていたことと思います。
これが板橋文夫。
(-->板橋文夫オフィシャルサイト)
投稿者 Utayume : 2004年10月10日 23:25| Jazz
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コメント
うたさん、フルートやってるの??
昨日、後夜祭で、noonという女性ボーカリストを初めて見ました。バックはギターとフルートでしたよ。
投稿者 にっく郎 : 2004年10月12日 10:29
とても「やっている」とは言えないです。
ほんとうに「かじっている」程度で、「噛みしめて」も、「味わって」もいません。
でも、目指すはイアン・アンダーソン(Jethro Tull)。。。
ジャズならコルトレーン&ドルフィー。(決してハービー・マンではありません)
ジャズ・フルートも憧れるなぁ。気が多すぎるんですよね、わたし^^;
投稿者 うた夢 : 2004年10月12日 13:31
すごいじゃんフルート。
うちにはギターとベースしかないつす。
あ〜っとアイリッシュ笛があったけど三日坊主以下でした。
部屋のどこかにあるはず....。
投稿者 BASSMAN SYB : 2004年10月13日 01:41
なぜか、フルートが似合うと知り合い3人にいわれました。
いまいちその理由がわからないのですが…
楽器は色々持ってるけど、まともに弾けるものがひとつもないのが情けないところです。
オンド・マルトノだけは、何とか形にしたいと思っています。
投稿者 うた夢 : 2004年10月13日 18:00