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2005年01月28日

2004年マンガベスト10

今更ですが挙げておきます。
選定に関してのレギュレーションは適当。2004年に連載が始まったものというわけではなく、2004年に雑誌掲載されたか、単行本が発売されたものってぐらいです。順位の5位以下はあんまり深い意味はなくて、思いついた順ぐらい。

1.あずまきよひこ『よつばと!』(メディアワークス→ Amazon.co.jp

あずまきよひこは天才です。既に『あずまんが大王』を超えた大傑作。
「この作品が好きではない人とはお友達になれません」その1。

2.柳沼行『ふたつのスピカ』(メディアファクトリー→ Amazon.co.jp

「この作品が好きではない人とはお友達になれません」その2。
何よりも、作者の優しさを感じる作品だと思います。
昨年BS2でアニメ化され、現在はNHK教育で再放送されています。アニメよりもマンガの方が断然オススメ。

3.志村貴子『放浪息子』(エンターブレイン→Amazon.co.jp

ワタクシの子供の頃のようです。
『ラヴ・バズ』や短編集の『どうにかなる日々』も含めて楽しめました。

4.こうの史代『夕凪の街 桜の街』(双葉社→Amazon.co.jp

語弊をおそれずに言えば、今の日本で、このような作品が生まれたことを素直に喜びたいと思います。そして、今だからこそ、多くの人に読んでもらいたい、おそらく今後は原民喜と同列に語られるべき作品です。

5.羽海野チカ『ハチミツとクローバー』(集英社→Amazon.co.jp

今更ですね。既にマンガファンの間ではかなりの人気作ですが、今年はアニメ化されるとのことで、更に大ブレイクするかも。

6.高屋奈月『フルーツバスケット』(白泉社→Amazon.co.jp

これも今更です。ここ数年は毎年上位に位置する作品。というか、ワタクシにとってはここ10年の作品で最高傑作。今月16巻が発売
岡崎律子さんに捧げます。

7.二ノ宮知子『のだめカンタービレ』(講談社→Amazon.co.jp

これまたワタクシにとっては今更ですが、一般人(笑)にまで大ブレイクしたのは2004年か。今では『NANA』と同じくらいモンスター級人気作です。確かに老若男女誰でも楽しめる作品だと思います。今月11巻が発売

8.六花チヨ『IS[ai-esu]〜男でも女でもない性』(講談社→Amazon.co.jp

2004年に、出会えて良かったと思える作品です。2位に挙げた『夕凪の街 桜の街』と共に日本のマンガ界の層の厚さを実感させる作品だと思います。

9.呉由姫『金色のコルダ』(白泉社→Amazon.co.jp

読む前は企画ものなのであまり期待していなかったのに反して、今では今後の展開もかなり楽しみにしています。ゲームはやっていませんが。来月3巻が発売

10.樋口橘『学園アリス』(白泉社→Amazon.co.jp

これも2004年アニメ化。アニメ化以前から大好きな作品でした。確かにアニメ向きな作品ではあります。

以上です。良くも悪くも「色」が出てますね。

以下は次点&番外編。

[次点]矢沢あい『NANA』(集英社→Amazon.co.jp

野島伸司ばりの展開に中学生からOLまで幅広い女性層のハートをがっちり捕らえています。「次点」なのは、自分では買っていないから^^;

[次点]今野緒雪、長沢智『マリア様がみてる』(集英社→Amazon.co.jp

マンガ版はアニメ版よりも原作に近いので、アニメを見て原作小説にまで手を出せない人にはオススメ。今月3巻が発売

[ベストリイシュー]森雅之『追伸−二人の手紙物語』(バジリコ→Amazon.co.jp

森雅之さんは10年以上前から好きでしたが、この作品は知りませんでした。ファンから復刻の要望が多かったそうですが、それも納得の傑作です。
この発売時のエントリーの後に朝日新聞等でも取り上げられてかなり売れたようです。ひょっとしたら、森雅之さんの著作では最も売れたかも? その証拠に、わたしのサイトにも「森雅之」や「追伸」というキーワードで検索サイトからいらしたかたが多かったです。

[今後に期待]庄司陽子『生徒諸君! 教師編』(講談社→Amazon.co.jp

言うまでもなくマンガ史上に残る名作の続編で、オリジナル作をリアルタイムで読んでいたワタクシと同年代にとってはこみ上げてくるものがあります。内容的に多少違和感は感じつつも今後の成り行きに目が離せません。来月5巻が発売

[がっかり]五十嵐浩一『ペリカンロードII』(少年画報社→Amazon.co.jp

20年近く前に『少年キング』で連載されていた『ペリカンロード』が大好きだったので、『ヤングキング』に連載されたこの作品にも期待していたのですが、なんの広がりもないままに終了してしまいました(打ち切り?)。

マンガ、漫画

投稿者 Utayume : 2005年01月28日 01:51| 08 Manga&Anime

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【タイトル】『生徒諸君! 教師編-5』 【お勧め度】★★★☆☆ 【ストーリー概説】修学旅行のバスの事故で大怪我を負い、教師を辞職せざる終えない状況にあったナッキ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年02月12日 13:10

コメント

こんにちは。日立のEです。いきなりコメント。(笑)
あれ、うた夢さんってあずまきよひこ読んでたんですか。
ちと意外とゆうか、身近にいただなんて小さな驚き。
「よつばと!」は第1巻買って以降買ってないけど(苦笑)、
「あずまんが大王」にはかなりのめり込んでましたよ、一頃は。

最近、あんまコミックスって買ってないですねぇ。
大昔、吉田秋生とか森脇真末味を貪るように読みまくった頃が懐かしいです。

投稿者 E : 2005年01月29日 16:42

わぉ、意外なところに意外な人からコメントが。(笑)
え〜、もしかして、ワタクシ萌え系だと思われてました?(-.-)
そう言えばEさんとはあんまりマンガの話はしたことがなかったかもしれませんね。アニメな話はワタクシが一方的に話していたかもしれませんが。(^^;

しかし「吉田秋生とか森脇真末味」っていうのが、世代だなぁ、と妙に納得。

投稿者 うた夢 : 2005年01月29日 21:49

意外ですか。(笑) まぁ、読んだり読んでなかったりなんですけどね。>ここ

ところで、「世代」ですか〜。結構微妙な表現。(笑)
吉田、森脇は大好きでしたね。で、かなり影響もされたし。
あと、松苗あけみや秋里和国も一時期のものまでは全て読んでました。
結果的に基本的に、なんか小学館系ですね。(笑)
あとは、よしもとよしともも好きなんだが、寡作だしなぁ。

一方で和田ラジヲとか、ああゆうのもスキだったり。(^^;

でも、一番のキホンはやっぱ藤子不二雄なんだろうな。
二人とも大好きですが、やはり「F」のあの時代性を全く感じさせない作風は
何度読んでも新鮮です。

投稿者 E : 2005年01月30日 15:48

「世代」っていうのは、もちろんワタクシも含めてですが。^^;
フラワーコミックスなら、わたしの場合、川原由美子と渡辺多恵子が2大作家です。
藤子先生は避けては通れませんね。Fなら『エスパー魔美』!

投稿者 うた夢 : 2005年01月31日 08:27

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