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2005年10月31日

先週坂本真綾のニューアルバムが発売されたところですが、あえてそれには触れず、ここで折笠富美子を推します。

折笠富美子は、アニメファンになら知らない人はいないくらい人気声優で、メジャーな出演作品としては『最終兵器彼女』の「ちせ」とか、最近だと『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の「メイリン・ホーク」とか、『苺ましまろ』の「美羽」、ファミリー向けアニメでは『あたしンち』の「みかん」とか、まぁ、萌え萌え子供声です(笑)。個人的には『フィギュア17』のヒカル役が良かったかな。

しかし、アニメと違って、歌は落ち着いていてとても良いのです。それもそのはず、オリジナル曲のプロデュースは全て、ワタクシの敬愛する上野洋子さんなのでした。

あ、今気がついたけど、折笠富美子と上野さんとの出会いはひょっとして『ステプリ』?(EDが上野洋子&伊藤真澄

傑作だった1stの『Lune』に続き9月に2ndの『Flower』が発売されました。1stはかなり統一感のとれていて比較的おとなしい曲が多く、色彩で言えばモノトーンでしたが、2ndでは曲調もバラエティに富み、カラフルに感じます。
折笠富美子の声と上野さんの声って似ているんですよね。iTunesのスマートプレイリストでzabadakと上野洋子をキーワードで抽出してあるんですが、それをランダムで聴いていても、折笠富美子が混じっていても全く違和感を感じません。
上野さんのソロアルバムは実験的だったり趣味に走っていて、旧zabadakファンであっても馴染めない人も多いと思うのですが、折笠富美子のアルバムは当然ながら非常に聴きやすく、それでいて上野さんらしさが濃厚なので、zabadakファンにもオススメです。

で、今回の2nd、何が素晴らしいって、9月で終了した萌えアニメ『苺ましまろ』のEDで使われていた「クラス・メイト」です。なんと、この曲のギターが、ハイパープログレギタリスト(笑。勝手に命名)鬼怒無月さんなのです。上野さんプロデュースなのでbiosphere関連のミュージシャンが演奏するのは予想できたのですが、鬼怒さんの参加は意外でした。そしてこのギターがまた素晴らしく、非常に鬼怒さんらしいトーンです。アルバム中鬼怒さんの参加はこの1曲だけで、しかもアニメではギターパートまで流れていなかったのは残念なところではありますが。

クラス・メイト 折笠富美子「クラス・メイト」

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折笠富美子 上野洋子 くまのきよみ

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実は、今週の土曜日に折笠富美子のライブがありまして、チケット購入済です。(笑)
鬼怒さんのライブへの参加はないとしても、上野さんが参加してくれたら嬉しいなー、とちょっと期待しています。
しかし、会場が九段会館って地味だな(笑)。ARBのラストツアーを思い出す会場。

投稿者 Utayume : 13:05 | トラックバック (0) | 08 Manga&Anime /Rock&Pops

2005年08月28日

ということで、モータウン&フィル・スペクターなアイドル楽曲。

【Eさん】(スペクター)
「シャイニング 愛しき貴方」カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)
「Toy Ring 〜Love Me 100%!」山口紗弥加
「やさしいピアノ」乙葉
「薔薇と毒薬」高岡早紀
「シャツに口笛」森田クラブ
「リトル プリンセス」岡田有希子
「泣かないでエンジェル」Qlair
「Do You Remember Me」ribbon
「冬のオペラグラス」新田恵利
「ちょっとFallin' Love」渡辺美奈代


【めさん】
モータウン風べすと5
5 I Want Love 原宿探検隊
4 駅前の大ハプニング ミキティ
3 トウモロコシと空と風 なっち
2 大好きな恋 チェキッ娘ちゃん
1 恋のチャプターAtoZ 河合その子様

スペクター風べすと5
5 心はシーズンオフ おかわり
4 10月のクリスマス 浅香唯様
3 お願いダーリン のりピー
2 星の手紙 新田恵利
1 クリスマスが来るまえに 満里奈


【うた夢さん】(モータウン)
5.恋はブラック〜BLACK IS BLACK / エンジェルス
4.I Wish / モーニング娘。
3.香水 / メロン記念日
2.NOW AND FOREVER / Folder
1.ゲッチュウ!らぶらぶぅ?! / 五條真由美(「ふたりはプリキュア」ED)


表記は本人申請のままです。
どこがモータウン、スペクターかという異議は受付ません。
発表中、「wow wow wowはスペクター」とか、「ベースラインがモータウン」という発言が飛び交いました。
個人的には「心はシーズンオフ」で涙。(笑)

投稿者 Utayume : 02:34 | コメント (2) | トラックバック (0) | Rock&Pops

2005年08月13日

「“日本を元気にした詩”〜戦後60年記念集会・いぎ ナシッ!?〜」に行きました。

まず、

■ライブ 〜戦後60年記念集会・いぎナシッ!?〜“日本を元気にした詩”に先着200名様ご招待!

って何ですか!
8/11にイープラスのメールマガジンでこんな告知があって、メールを印刷して持っていくと、タダで入場できると。200名って言ったら事実上希望者全員のような。
正規料金の6,500円で前売りを買っていた自分がちょっと虚しく感じられる出来事でした。当日で行くつもりだった友人は喜んでいましたけどね。
でもまぁ、好きなものにお金を出すことは嫌ではないですし、それが良いものであれば喜んで出します。そして今回のコンサートはワタクシにとって、6,500円以上の満足感を得られるものでした。

でも、客の入りは3、4割程度。ガラガラでした。お盆時期の上、ロックではサマソニ、ヲタではコミケ、一般的には花火大会等重なるイベントが多いのでそれだけでも集客が難しいとは思いますが、200名も無料にした割には寂しい入りですね。

1.PANTA & 中川五郎 with SKi
2.SKi
3.中川五郎
4.セ・シアン(早川義夫・佐久間正英)
5.町田康バンド
6.遠藤賢司
7.頭脳警察

演奏時間は各組30分程度で。これらの出演者の間に「トークコーナー」と称してコメンテーターのトークが入ります。コメンテーターは福島瑞穂、宮台真司、ピーター・バラカン、高取英、小西克哉、藤井誠二とこちらも豪華なのですが、時間が短いこともあり、大した話はできず、あってもなくてもいいかな、って感じでした。福島瑞穂は時節柄郵政民営化&総選挙がらみの話にもなり、その様子が当日のテレビ朝日に映像で映っていました。

今回の出演者はワタクシにとってはこの上なく豪華で、どれもソロライブには数回は行ったことがあり、CDも3枚以上は持っている方なので、ライブも悪いわけがないのですね。

一組一組について書きたいところですが、中でも良かったのが町田康バンド。なんと、ベースがSHIMA-CHANG(ex.すかんち)でした。いつからかはわかりませんが、町田康バンドのベースとして活動しているらしいです。ロリファッションも健在で、軽めのギターに対して重いベースが非常にバンドカラーに合っていたと思います。
早川義夫も佐久間正英のギターが非常にプログレッシブで、単調になりがちな早川義夫の歌とピアノに彩りを添えていました。


もっとお客さん入ってもいいのになぁ。
このエントリーのタイトルはエンケンの言葉より取りました。もちろん某曲に対しての「我が世」です。

ここを読んでいる一部の方はワタクシがSKiについてコメントすることを望んでいるかもしれませんので、一言。橋本美香はやっぱり良いです。

投稿者 Utayume : 23:51 | コメント (2) | トラックバック (1) | Rock&Pops

2005年07月09日

公演日:2005/8/13(土)
公演名:〜戦後60年記念集会・いぎ ナシッ!?〜“日本を元気にした詩”
出演:出演:頭脳警察/遠藤賢司/中川五郎/町田康グループ/セ・シアン(早川義夫・佐久間正英)/制服向上委員会/PANTA&中川五郎 with SKi
コメンテーター:福島みずほ/宮台真司/ピーター・バラカン/高取英/小西克哉/藤井誠二
会場:日比谷野外大音楽堂

行きます! チケット買いました。
久しぶりの頭警、久しぶりのエンケン、久しぶりの町田康、久しぶりの早川義夫、久しぶりのSKi(笑)、はじめての五郎さん。ってひとつもハズレなし。
サマソニと同じ日ですが、こっちの方が断然魅力的です。
非常に高橋Pくさい企画です。(笑)

bassmanさんもにっく郎さんも行きませんか〜?

投稿者 Utayume : 18:49 | コメント (4) | トラックバック (0) | Rock&Pops

2005年04月29日

川崎市民ミュージアムには何度か行ったことがありますが、ここで音楽を聴いたのははじめてでした。
ついでに言えば、美潮さんを生で聴くのは、7、8年前の横浜ジャズプロムナード以来です。

しかしながら、今回なんと板倉文さんが急性盲腸炎とのことで欠席。しかも美潮さんも風邪を引いてのどがガラガラというバッドコンディションです。

演奏曲目は既に「小川美潮公認サイト」のHistoryページに掲載されていますのでここでは割愛します。

あいにくのコンディションでしたが、久しぶりに聴く歌声は、以前と変わらず愛らしく大らかでした。また、れいちの好サポートも印象深く、思わず帰宅後AreposのCDを久しぶりに聴いてしまいました。
アンコールの1曲目でマイクなしのアカペラで歌われた「花の街」(團伊玖磨作曲の有名な合唱曲です。ワタクシ自身も昔、コーラス部時代に歌ったことがあります。)にも、とても感動しました。

↓会場。まだ外が明るいときに撮ってみました。
050429mishio_0.jpg

↓演奏風景1枚だけ。ベースを弾いたのは1曲だけです。この距離と暗さではカメラのホールドが厳しくてぶれまくり。
050429mishio_1.jpg

現在発売中の『ストレンジ・デイズ』に小川美潮さんと板倉文さんのインタビューが掲載されていて、その中で小川美潮さんが「私は流れでハイハイと生きてきただけで。」というような発言があり、今回久しぶりにコンサートで聴いても、そんな生き方を感じさせました。今風に言えば「スローライフ」を自然にずっと実践してきているんだなぁ、と。
とても素敵です。


蛇足ですが川崎市民ミュージアムは公立美術館としては日本で初めてマンガを展示&収集対象とした場所だったと記憶しています。ワタクシも初めて行ったのは手塚治虫さんが亡くなる前のマンガの展覧会でした。今後もこのような姿勢で続けて欲しいと思います。

小川美潮『4 to 3』(1991)小川美潮『ウレシイノモト』(1992)小川美潮『檸檬の月』(1993)小川美潮『小川美潮+2』(1984)チャクラ『CHAKRA』(1980)

投稿者 Utayume : 23:25 | コメント (2) | トラックバック (1) | Rock&Pops

2005年04月17日

asahi.com: 「自衛隊に入ろう」のフォーク歌手、高田渡さん死去 - おくやみ
タカダワタル的

まだ若いのに、残念です。
来月ワタクシが行く春一番2005にも出演予定でした。
ワタクシは高田渡氏を語れるほどたくさん聴いているわけではありませんし、生で聴いたのも2、3回程度ですが、URC&ベルウッドファンとしては避けては通れない方ですし、日本のポピュラー音楽のメインストリームではない部分(もちろんメインストリームにも少なからず)に与えた影響は計り知れないと思います。

ご冥福をお祈りいたします。

050417takadawataru.jpg

ベルウッドでのファースト・アルバム『ごあいさつ』(1971年)。「自転車にのって」、「銭がなけりゃ」、「生活の柄」等の名曲を収録した代表作です。が、現在廃盤らしい。(ダメじゃん)

『高田渡/五つの赤い風船』(1969)高田渡『汽車が田舎を通るその時』(1969)高田渡『ごあいさつ』(1971)高田渡『系図』(1972)高田渡『石』(1973)

投稿者 Utayume : 23:41 | コメント (4) | トラックバック (1) | Rock&Pops

2005年04月06日

『檸檬の月』(1993)より。

昨日、例のごとく12時頃に帰宅して、ぼーっとwebを見ていたら、しばらく廃盤だった小川美潮のEPIC時代のCDが今月に再発されることを知りました。それをきっかけに、久しぶりに『檸檬の月』を聴いてみたら、1曲目の「はじめて」で、泣けてきてしまいました。

この曲を初めて聴いた若かった当時よりも、いろいろなことを経験した今聴いてみると、とても重みをもつ曲で、たくさんの想いが巡りました。

90年代にEPICから発売された『4 to 3』(1991)、『ウレシイノモト』(1992)、『檸檬の月』(1993)の3枚はどれも傑作で、特に『4 to 3』は女性ボーカルアルバムとしては傑出した大名盤だと思います。再発のこの機会に多くの人に聴いてもらいたいです。

そして、美潮さんにニューアルバムを出して欲しい。

4 to 3
小川美潮

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小川美潮と上野洋子は、もう15年以上聴きつづけている、ワタクシにとっては大切なお二人です。

投稿者 Utayume : 16:56 | コメント (4) | トラックバック (0) | Rock&Pops

2005年03月25日

先日友人(ややアニヲタ)宅に遊びに行ったら、『巌窟王』の音楽をジャン・ジャック・バーネルがやっているんだよ、と教えてくれました。
で、アニメのEDを見せて貰ったら、まさに、JJBのベース! かっこいいです。ボーカルも上手くはないけど味があります。
JJBは以前から親日派でARBのツアーでベースを弾いたりしていましたが、まさか日本のTVアニメのサントラをやるとは思っていませんでした。

そんな訳で早速Amazonでサントラを購入しました。

巌窟王 サントラ
TVサントラ ジャン・ジャック・バーネル


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サントラCD20曲中8曲に作詞作曲編曲としてクレジットがあります。全体的には落ち着いた雰囲気で、アコースティック楽器を多く使い、要所要所にJJBっぽいベースやストラングラーズっぽいキーボードを聴くことができます。ストリングの使い方などは意外に思いましたが、やはりそこは知的パンクとも言われたストラングラーズですから、納得できるものがあります。

ロックファンはもちろん、クラシックやアンビエントファンにも受け入れられるクオリティの高いサントラだと思います。

以下のストラングラーズのアルバムもオススメ。っていうかロックの歴史的にはマストアイテムかと。

The Raven
Stranglers
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No More Heroes [Bonus Tracks]
The Stranglers
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Amazonでの購入は、最近『巌窟王』に凝っているらしい(笑)、きょんさんのslowly timesから購入しました。このあたりにトラバっておきます。
すいません、アニメはまだちゃんと見たことありません^^;。ワタクシもバンダイチャンネルでこれから見ます。

投稿者 Utayume : 23:08 | コメント (2) | トラックバック (0) | 08 Manga&Anime /Rock&Pops

2005年02月14日

*- Victor artist web site 坂本真綾 【I.D.】-*

オフィシャルな発表が出ました。

2005年5月11日発売
『ループ』
作詞:h's 作曲:h-wonder

4月からNHK教育で放映のCLAMP原作『ツバサ・クロニクル』のEDです。
作曲が和田弘樹ということで、坂本真綾名義でビクター発売の曲としては初めて菅野よう子さんから離れました。
ちょっと寂しいような気もしますが、それもまた明日への一歩。

『ツバサ・クロニクル』はさぁ、丹下桜じゃないのが残念だよね、やはり。

投稿者 Utayume : 19:33 | コメント (2) | トラックバック (0) | 08 Manga&Anime /Rock&Pops

2005年01月16日

いろいろ思うことはあったので長い文章を書いたのですが、やっぱり多くを語るのはやめよう。


14日(金)の「ニュース23」にヒートウェイヴ(現在の表記は「HEATWAVE」)が出演し「満月の夕(ゆうべ)」を演奏しました。

050114a.jpg050114b.jpg

1995
ヒートウェイヴ HEAT WAVE

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山口洋のセルフライナーノーツはここにあります。(ROCK'N ROLL ASS HOLE - HEATWAVE WEBSITE
このアルバムは90年代の日本のロックアルバムとしては最高傑作のひとつだと思います。そのアルバムを廃盤(or 品切れ)にしている日本のレコード会社には、もう未来は無いと思っていますし、信用しません。

「満月の夕」自体はポリドールから出たベストアルバム『LONG LONG WAY-1990-2001-』で聴くことができます。


全ての人が、立ち直って生きていけることを願っています。「何度でもやり直せる」ことを信じています。

投稿者 Utayume : 08:45 | コメント (4) | トラックバック (0) | Rock&Pops

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