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2004年07月27日

Jolivet / Les enregistrements Erato

(Warner Music UK 2564 61320-2) Jolivet_Erato_CD.jpg

感涙の『オンド・マルトノ協奏曲』初CD再発です!

今年はジョリヴェ没後30年、来年は生誕100年ということだからでしょうか、エラートの録音がまとめて4枚組CD(それぞれ70分以上収録)として再発されました。2004年デジタル・リマスタリング。
このボリュームでなんと4,924円(新宿タワーレコード)。

『オンド・マルトノ協奏曲』は私の知る限り、今までに2つの録音(今回発売された録音とジネット・マルトノのライブ録音)しかなく、エラート録音はジャンヌ・ロリオのオンド・マルトノ演奏の素晴らしさからCD化を切望されていました。
わたし自身もこの録音をLPで3枚も持っているほどお気に入りで、今回CDで聴いてみて、今までスクラッチノイズ等で聴き取れなかったオンド・マルトノの微妙かつ繊細な表情を新たに発見できました。
今までLPで聴いていた方にも必聴です。

収録曲は

(CD1)
Concerto pour violoncelle et orchestre no1
Concerto pour violoncelle et orchestre no2
Suite en concert pour violoncelle
Concerto pour harpe et orchestre de chambre

(CD2)
Concertino pour trompette, orchestre a cordes et piano
Concerto no2 pour trompette
Concerto pour ondes Martenot et orchestre
Heptade pour trompette et percussion
Arioso barocco pour trompette et orgue

(CD3)
Concerto pour flute et orchestre a cordes
Suite en concert pour flute et percussion
Chant de Linos pour flute, violon, alto, violoncelle et harpe
Incantation "Pour que l'image devienne symbole" pour flute en Sol
Serenade avec hautbois principal pour quintette a vent

(CD4)
Cinq Danses rituelles pour orchestre
Concerto pour basson, orchestre a cordes, harpe et piano
Suite liturgique Melodie avec petit ensemble
Poemes intimes pour soprano et orchestre de chambre

これ一組でジョリヴェがわかる!
「のだめカンタービレ」でジョリヴェを知った方にもおすすめです。(「パーカッション協奏曲」は収録されていませんが)

追記:
国内盤も発売されました。

B00069BN60ジョリヴェ:エラート録音集成
ジョリヴェ ジョリヴェ(アンドレ) コンセール・ラムルー管弦楽団

by G-Tools

投稿者 Utayume : 23:18 | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

2004年07月21日

7月9日に注文した『メシアン:美しき水の祭典』の譜面が昨日届きました。
約10日で到着。早いです。
di-arezzoおすすめです。

eaux_sheet.jpg
タリーズにて。

投稿者 Utayume : 17:06 | コメント (1) | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

2004年07月09日

di-arezzo.com - the world of Sheet Music ! Buy your sheet music !

カタログ掲載数の豊富さ(特に日本では手に入りにくいフランスもの)と発送の迅速さで、わたしも今までに何度も使っているフランスのオンラインショップが日本語対応を予定しているらしいです。

先日より、di-arezzoホームページトップに小さい日本の国旗が加わったのですが、もうお気付きになられましたでしょうか。これは広く日本の方々へ私たちのサービスを知っていただくために今回制作した?ディアレッツォ紹介ページ?です。di-arezzo日本語版については現在準備中ですので、今しばらくは従来通り英語版、フランス語版、スペイン語版の中からお選びいただくことになります。

すばらしい!
譜面のオンラインショップとしては比較的有名なアメリカのSheetMusic Plus.comでも日本語対応なんて期待できなかったのに。

ということで、前から注文しようと思っていたメシアンの"Fete des belles eaux pour sextuor d'Ondes Martenot"(オンド・マルトノ六重奏のための「美しき水の祭典」)の譜面をポチっとな。
商品価格49.4 EUR、送料含め61.4 EURでした。8300円弱。。。高い(^^; 元が高いからなぁ。

投稿者 Utayume : 20:41 | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

2004年06月30日

MSN-Mainichi INTERACTIVE 
音楽コンサートを読む:
オンド・マルトノとピアノによる「未刊の音楽帖」=梅津時比古

毎日新聞に掲載されたらしい、18日の新日フィル定期演奏会のコンサート評がWebでも公開されていました。

 オンド・マルトノが神秘性を得てからの第4曲は、なんと自由なことだろう。ピアノの鳥の声と、そこに吹く風のなかで、オンド・マルトノは、人間の声と神の声のあいだを自由にわたり歩いている。まさにそれは永遠を表しているかのようだった。

ハラダさんだからなせる技。

投稿者 Utayume : 23:49 | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

2004年06月26日

音伝屋〜ねづてや〜
コーチング?リーディング?ゴーイング!

公演日が近くなりましたので、原さんのBlogへトラックバックしつつ紹介します。

『オリーブの雨』
 7月3日(土)15時開演
 世田谷区上用賀  沼田絵本美術館
 一般 2,000円 中学生以下 1,000円
 出演:
  原洋子(朗読)
  長谷綾子(オンド・マルトノ)
  荘田佳奈子(ピアノ)

原さんの朗読に長谷さんが演奏するのは今回で3回目だったかな?
オンド・マルトノは囁くように演奏することもできますし、大声で叫ぶように弾くこともできます。朗読という他の楽器とは異なる空間で、主役である朗読を遮ることなく自らも主張できるという、オンド・マルトノにとってこの上なく良い舞台だと思います。

今までの公演はあいにく都合がつかず行くことができなかったので、今回は是非聴いてみたいと思います。

Hase030728.jpg
去年の長谷さん

投稿者 Utayume : 01:58 | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

2004年06月18日

本日のサントリーホールはメシアン&オンド・マルトノなプログラムです。
曲目は、

メシアン『未刊の音楽帖』オンド・マルトノとピアノのための4つの作品(日本初演)
 オンド・マルトノ:ハラダ タカシ
 ピアノ:木村かをり

メシアン『トゥランガリラ交響曲』
 指揮:井上道義
 オンド・マルトノ:ハラダ タカシ
 ピアノ:木村かをり
 新日本フィルハーモニー交響楽団

演目に関しては以前のエントリーで書いたとおりです。

『未刊の音楽帖』については「日本初演」となっていますが、実はハラダさんのオンド・マルトノと藤井一興さんのピアノによりNHK-FMのスタジオで演奏&放送(2002/4/8『日曜クラシックスペシャル』メシアン特集)されていますし、長谷綾子さんも自身のコンサートで取り上げています。「初演」の定義って何なのでしょう?
この曲は自分でも演奏する(練習中ですが)曲とはいえ、生で全曲聴くのは初めてです。地味な曲とは思っていましたが、こうして二人のテクニシャンの演奏で聴くと、とても深みのある曲です。自分で演奏すると単調になりがちなのですが、さすがにハラダさんの手にかかると表情豊かに響くのです。

いつも『トゥランガリラ交響曲』を聴くときは、何故かステージ向かって右側のオンド・マルトノ側のことが多く(自分で右側を指定することもあり)、左側のピアノ側で聴くのは初めてのような気がします。
前から7列目、左から8番目という、打楽器の直前で銅鑼の直撃を受ける(笑)位置なので、パーカッション群の音が大きく、パーカッション協奏曲?ってな印象でした。

で、今回の演奏は、デュトワ指揮N響の演奏に匹敵する名演だと思いました。
パーカッションの直前でメリハリが効いていたというリスニングポジションによるところもありますが、それを差し引いても非常に情熱的で熱い演奏でした。
木村かをりさんのダイナミックな演奏を間近で観られたのもわたしにとっては楽しかったです。


最近では『トゥランガリラ交響曲』が演奏されるときでも休憩や終演後に楽器のまわりに人が集まることも少なくなっていたのですが、今回はやけに人が集まっていました。いまだかつてないほど。(笑)
クラシックを聴きに来る人の中でもまだまだ認知度は低いんだなぁと思ってしまいました。

040618njp.jpg
群がる群がる(画像クリックで拡大表示します)

終演後、ロビーに出て携帯の電源を入れた(*)直後に職場からHELPの電話が。。。
修正のためにすぐに家に帰りました。

(*)オンド・マルトノは電波の影響を受けやすく、演奏中に着信があるとノイズが乗ってしまいます。携帯電話の電源は必ず切っておいてください。

投稿者 Utayume : 23:43 | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

2004年06月05日

040604ondes1.jpg

非常にシュールな光景です。(笑)
詳しいレポートはオンド・マルトノ友の会の会報でお読みください。
ただ、もう少し須川さんのサックスや赤城さんのメロトロンを聴きたかったなぁとは思いました。

コンサート後に若菜さんと木村さんとご飯を食べて、若菜さんの車でパルコまで送って頂きました。
ありがと〜^^

手羽先(なの?)食べました。(笑)
tebasaki.jpg

いつも名古屋は日帰りで、泊まることがあっても、無料で全室LANからインターネット接続できる東横インを使っているのですが、今回クレストンホテルを使ったのはセゾンカードのポイントが貯まっていて無料で宿泊できるからなんです。クレストンホテルは通常泊まると1万円弱するらしいけど、客室とかは東横インと大差ないなぁ。っていうか無料でインターネットできる分、東横インの方がいいかも(^^; まぁ、栄のパルコの上っていう立地の良さが取り柄か。

本日の予定は、ひつまぶしを食べることと、大須のM's Melodyに行くこと。(^^;

投稿者 Utayume : 02:21 | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

2004年05月28日

ebay - Ondes Martenot electronic instrument keyboard & slid

These pictures are took by myself.
These instruments belong to Mr Takashi Harada, Japanese professional Ondes Martenot Player, and not for sale for this auction.
This exhibitor is considered to be fraud.

緊急なので書いておきます。
現在ebayにオンド・マルトノが出品されておりますが、99%詐欺です。
ここに掲載されている4枚の写真は全て私が撮ったものであり、写っているオンド・マルトノはハラダ タカシさん所有のものです。当然ハラダさんのオンド・マルトノが売られることはありません。ついでに言えば、ここには2機種のオンド・マルトノ(50年代生産のオリジナル・オンド・マルトノと90年代に生産されたもの)が写っており、それだけでもう嘘くさいです。
もし入札されるかたがおりましたら、必ず現品の確認をしてください。
ちなみに、オンド・マルトノは、例え演奏できないものでも10万や20万円で買えるものではありません。

ebayの会員ではないので、この出品者とコンタクトを取れませんが、どなたか会員のかたはクレームを付けてみてください。

その後、ebayに会員登録して出品者宛に、4枚の写真掲載を止めて、出品されている楽器の画像を見せてくれとaskしておきました。

投稿者 Utayume : 23:57 | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

2004年05月18日

CHARLES KOECHLIN "Le Docteur Fabricius op.202/Vers la Voute etoilee op.129"
Radio-Sinfonieorchester Stuttgart
Christine Simonin, Ondes Martenot
Heinz Hollinger, Conductor
(haenssler CLASSIC CD 93.106) http://www.haenssler-classic.de/

聴いたことない曲だなぁと思って手に取ったら、オンド・マルトノを使っている。しかも、なんと世界初演。
去年オンド・マルトノを含む管弦楽曲である『燃える茂み』でクリアーな演奏を聴かせたハンスラー・クラシックがまたやってくれました。

かなり地味です。聴く分には難解とは思いませんが、捕らえどころがないです。いや、否定的な意味ではなく、それがケクランらしさで、わたしは結構好きなんですが。
ケクランを聴いていると、深い森に迷い込んだような気になるのですが、この2曲とも更にうっそうとした森で、霧が出ているような感じ。
CDの表記では2曲ともオンド・マルトノが使われているように思えますが、聴いてみると2曲目の「Le Docteur Fabricius」だけのようです。
その曲ですが、ソリストとしてオンド・マルトノの記述はあるものの、これまたそれほど派手な演奏はありません。一番オンド・マルトノがフィーチャーされているのはM-13の「La Nature, la Vie, l'Espoir」以降でこれらも遠くから鳴っているようなゆるやかなソロです(録音が悪いというわけではありません。念のため)。深い霧のなかからオンド・マルトノが静かに現れる様はそれはそれで美しいです。こういう表現が可能なのもオンド・マルトノならではだと思います。

ケクランファンは必聴ですね。
ここで試聴できます。

Koechlin: Le Docteur Fabricius



Amazonで詳しく見るB0001WGEJ8
アマゾン高いですね。新宿のタワーでは2千円しませんでした。

投稿者 Utayume : 23:56 | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

2004年05月16日

告知です。

星たちの夜 煌く音・歌・華
ハラダ タカシ オンド・マルトノ演奏会 with 須川展也

 2004年6月4日(金) 18:30開演
 長久手町文化の家 森のホール
 (愛知県愛知郡長久手町大字長湫字野田農94番地1)

【出演】オンド・マルトノ:ハラダ タカシ、サクソフォン:須川展也、チェロ:三宅進、ピアノ:加藤千晶、メロトロン:赤木忠治、スティロフォン:坪内浩文、 和太鼓:山口絹代、ホーミー:遠藤正一郎

詳しくは告知サイトをご覧ください。
ハラダさんと須川さんはもちろん素晴らしい音楽家ですのでいつ聴いても良いと思いますが、今回は競演のメロトロンがわたしとしては興味深いです。メロトロンは主にロックで使われる楽器で、有名なところでは『クリムゾン・キングの宮殿』ですが、わたしの一番好きなメロトロンっていうと、マッチング・モールの「オー・キャロライン」です。

まだオフィシャルに告知していませんが、オンド・マルトノ友の会会員には会員割引があります。この割引のためだけに入会しても安いくらい割引されるので是非入会してください。
もちろんわたしも行きます。

投稿者 Utayume : 23:37 | トラックバック (0) | 01 Ondes Martenot

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